ドローン・オブ・ウォー|ω・´)

カテゴリー │Movie People

映画「ドローン・オブ・ウォー」を観て感じたこと。


ドローンオブウォー

 アメリカ空軍の軍事パイロット、トミー・イーガン少佐(イーサン・ホーク)は、ラスベガスの空軍基地に設置されたコンテナ内でドローン(無人戦闘機)を遠隔操作し、1万キロ余りも離れた異国で空爆している。
エアコンが効いたオペレーションルームで一日の任務を終えると、車でラスベガスをぬけた住宅地で妻モリー(ジャニュアリー・ジョーンズ)とふたりの子供と幸せに暮らす日常を送っていた。
ただ、過去に戦闘機に乗り出撃していた生粋の軍人として、現在の任務に違和感を感じ始めていた。
画面の向こう側で一方的に殺すだけの戦争に違和感を感じて、徐々に神経をすり減らしたトミーは、いつしかアルコールに依存するようになった。
夫婦仲にも冷たい空気が流れ家庭崩壊の危機に瀕する。
次第に心がPTSD(心的外傷後ストレス障害)に侵され、とうとう自我を保つギリギリのラインに立たされる。
そしてトミーはある行動を実行に移す。


上官

映画冒頭、軍の上官が新米兵に対してスピーチをします。

「正しくは”遠隔操縦航空機”か
ドローンなんて飛んでいない
実際には方々で飛んでいる
言い換えはうんざりだ!
差し障りのない言葉で表現を濁す
”標的排除””局部攻撃”
・・・我々は人を殺している
これはゲームじゃない
お偉方は認めないが、モデルはX-BOXだ
諸君の半分はゲームセンターでリクルートされた
”シューティングゲーム”だ
しかし引き金を引くことは・・・ここでは現実だ」


ドローン

兵士は安全な米国国内、冷房完備のシューティングルーム。
ドローンを通して中東の街中を監視する。


爆破

そして”アルカイダっぽい”のを標的としてピンポイント爆撃!

爆撃成功なら「Good Kill」とシューティング完了を宣言します。
「Good Kill」を直訳するとありえない言葉になりそうですが
「一掃した」というのがニュアンスとしては正しいようです。

時には子供や女性、全く関係のない民間人も標的になってしまったり
巻き込まれたりします。
ドローンの巻き込まれ被害としては、もう一人のマララとして有名になった
ナビラ・レフマンさんがいますね。
ナビラのおばあちゃんは誤爆によって命を失いました。
果たしてソレは仕方なかった犠牲なんでしょうか。

この映画は「ゲームのような戦争」の実態を鋭く描いた作品です。

http://www.huffingtonpost.jp/2015/11/21/nabila-comes-to-japan_n_8616310.html
参考にナビラさんの過去記事をリンクしておきます。




これからの世界の在り方を考える上で、是非観ていただきたい作品です。

( ・ㅂ・)و グッ




  • LINEで送る

同じカテゴリー(Movie People)の記事
E.T.|ω・´)
E.T.|ω・´)(2019-12-04 09:18)

つむぐもの|ω・´)
つむぐもの|ω・´)(2019-09-03 08:32)


 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。